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2013年 04月 04日
京阪バス京田辺営業所は、現在八幡田辺線・山手線(くずは~松井山手~新田辺)・枚方尊延寺線・樟葉長尾線のほか、直Q京都号(京都駅~松井山手・交野・なんば)、久御山町のってこバスなどを担当、八幡・京田辺市および枚方市東部を中心に京都駅からなんばOCATまでと、運用範囲は非常に広範囲です。
その京田辺営業所ですが、前身は京阪宇治交通田辺営業所。 1989年に京田辺市草内(山城大橋の近く)に男山営業所の支所として開設。 もともと男山営業所は、樟葉・男山・八幡・京田辺方面の路線を中心に、山城大橋を渡って宇治田原方面への路線も担当していましたが、1992年以降男山営業所は宅地開発の進む松井山手方面への路線に重点を置くようになり、新田辺から宇治田原方面への路線は田辺営業所(一部は宇治営業所)が受け持つことになりました。 その後、京阪宇治交通のうち宇治営業所を京阪宇治交サービス(→現・京阪宇治バス)とか、また田辺営業所の一部路線を京阪宇治交通田辺という子会社ができたりとわかりにくい変遷をたどるが、2006年4月に京阪バスと京阪宇治交通(田辺)が合併、京阪バス田辺営業所となります。 京阪バス田辺営業所誕生後、翌年2007年までの間、一般路線は八幡田辺線・山手線のほか<新田辺~宇治田原>とか<大久保~宮ノ谷>、<中書島~(ジャスコ久御山)~大久保・宇治>などの路線も担当、京阪バス一般路線が宇治田原町や城陽市などへ一時的に進出することとなりました。 かつて淀・宇治・洛南方面の路線を受け持っていた時代の枚方営業所を連想するものであり、また城陽市における京阪バス一般路線は京都奈良線廃止以来10年ぶりのことで、何かしら因縁みたいなものがありましたね。 このとき、宇治市・久御山町においても京阪バス路線が復活(田辺・男山営業所)ということになるが、宇治淀線など京阪シティバスは「京阪バスカラー」、京阪バス本体は旧・京阪宇治交通の路線系統で京阪宇治バスと同じ「京阪宇治交通カラー」という、なんとも混乱しやすかったですね(笑) 特に、<中書島~(ジャスコ久御山)~大久保・宇治>系統では、京阪シティバス、京阪宇治バス、京阪バス(田辺)3社の共同運行だったので、なおさら紛らわしかったはずです。 このほか、八幡田辺線の間合いで[78]<京阪八幡~男山車庫>の運用に入るものもありました。 このカオスな状態は、2007年11月の路線再編で一段落します。 山城大橋以東城陽・宇治田原・宇治方面の路線系統は、全て京阪宇治バスが担当することになりました。 ただし、営業所は京阪バス田辺営業所と共用(京阪バス田辺営業所の運用は京阪宇治バスに委託という形に)。 これにより、京阪バス田辺営業所管内の路線規模は一気に縮小、男山営業所を補完するだけのような感じになりました(男山車庫に乗り入れる運用も廃止)。 翌年2008年に田辺営業所は、枚方寄りの茂ヶ谷に移転、合わせて「京田辺営業所」に改称されました(京阪宇治バスも同じ)。 2009年より京阪バス京田辺営業所の路線規模は再び拡大路線に。 まず、従来枚方営業所が担当していた枚方尊延寺線のうち、[75]<長尾駅~穂谷>、[76]<津田駅~穂谷>、[79][80][81]<穂谷~近鉄新田辺>など、および津田サイエンスヒルズ線を京田辺営業所に移管。 これにより、京田辺営業所は穂谷・長尾駅・津田駅・枚方市駅南口へ進出。 同時に、直Q京都号<京都駅~松井山手・大阪国際大学>を第二京阪経由で運行開始。 翌年2010年4月には、京田辺市内線[66A][66B]号系統<近鉄新田辺~(京田辺市役所・茂ヶ谷・一休寺・松井山手経由)~クレイン京都>、八幡田辺線[74A][74B]号系統<京阪八幡~(近鉄新田辺・田辺高校)~京田辺市役所>を新設。 同年9月には、枚方営業所が担当していた樟葉長尾線[92][93][94][95][97]号系統の大半の便を京田辺営業所に移管。 樟葉長尾線への回送経路は、R307号バイパス経由枚方カントリーへというパターンが多く見られるが、一部は樟葉駅折り返しで山手線[31][67D]号系統と共通運用を組む例もあります。 2012年4月に、直Q京都号<京都駅~河内磐船~交野~なんば>が新たに登場。 いよいよ交野市以南、大阪市内への進出です。 大阪市内における京阪バスといえば、[9A]<守口~吹田>とか[1]<寝屋川~京阪京橋>(廃止)などを連想、いずれも市内北東縁辺部を細々と縫うだけで中型車が中心(寝屋川営業所担当)ですが、この直Q京都号はミナミの繁華街、なんばOCATへ堂々たる高速用車両で乗り入れることになります(ちなみに今年4月より都島区内でも京阪バス運行開始、門真営業所担当)。 同日、[直通]<松井山手→穂谷外大>も運行開始。 運行経路は、(第二京阪)~杉山手~尊延寺で、全便京田辺営業所の担当です。 そして、今年3月には、津田サイエンスヒルズ線の路線再編で河内磐船駅発着に変更。 大半の便は京田辺営業所ですが、一部交野営業所も担当することになりました。 同時に、従来交野営業所管轄だった[17A]<津田駅~京阪交野市駅~河内磐船駅>の一部便が京田辺に移管。 これにより、直Q京都号以外の京田辺管内一般路線も交野市内に進出。 現在、京田辺営業所所属の一般路線用車両(直Qを除く)は、 樟葉駅、京阪八幡、内里、松井山手駅、クレイン京都、近鉄新田辺、草内、京田辺市役所、ポエムノール北山、藤阪ハイツ、長尾駅、穂谷、天王、津田駅、津田サイエンスヒルズ、枚方市駅南口、京阪交野市駅、河内磐船駅 までに及ぶ運用をこなしています。 ポエムノール北山は、平日ダイヤの夕方の[63]号系統<近鉄新田辺~ポエムノール北山>1往復のみ(ポエムノールからもう少し南に進めば、樟葉長尾線がある!)。 京阪八幡へは八幡田辺線[73][73C][74][74A][74B][75C]などで乗り入れています(一部便は男山が担当)。 樟葉駅には、山手線[31][67B][67D]と樟葉長尾線が発着(但し山手線系統の大半の便は男山営業所担当。もともと樟葉駅への運用は少なかったが、2003年の[31]号系統運用開始を機に樟葉駅に乗り入れる機会が増える)。 枚方市駅へは枚方尊延寺線[62][65][70][71][72]号系統で1日合計数本が乗り入れ。 交野市内の一般路線は、基本的に交野営業所の縄張りですが、1999年まで枚方営業所[14]号系統が倉治方面へ乗り入れ、今回河内磐船駅を中心に新たに京田辺営業所が参入することになりました(参考までに1978年の交野営業所開設前は香里団地営業所が担当していた模様。但し星田線は枚方営業所が担当していたとか)。
by N-3899
| 2013-04-04 17:36
| 京阪バス(枚方北部総合)
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