桜井線・和歌山線で活躍する105系旧カラーです(2008年1月撮影、天理にて)。
1984年10月の奈良線・和歌山線電化の時に、このカラーリングの105系が登場しました。
朱色の帯は、当時関西本線快速電車などで活躍していた113系赤帯(通称「春日塗り」)と同様、春日大社の鳥居をイメージしたもののようです。
この見慣れたカラーリングも、最近和歌山支社の「オーシャンカラー」一色に塗り替えられ、阪和線の青色103系などと似たような感じになっています。というよりは、常磐線のエメラルドグリーンのほうが近いですね。
奇しくも、この105系自体、常磐線~地下鉄千代田線乗り入れ用の103系1500番台(銀色にエメラルドグリーン帯のカラーデザイン)を改造したもので、まさかJR西日本ご当地単色という形で常磐線用103系を髣髴する姿になるとは思いませんでした。