降車ボタンを押すと
「次止まります ご乗車ありがとうございました」
これは、現在のワンマンバスではごく当たり前のようになっています。
筆者がこのアナウンスを初めて聞いたのは、1980年代前半の京阪バスでした。
1982(昭和57)年夏、枚方営業所管内の某路線で、
ピンポン♪ 次止まります ご乗車ありがとうございました
とのアナウンスを聞いてびっくりしたのを記憶しています。その乗車していた車両は、当時の最新車両だった三菱K-MP118M(呉羽車体)でした。
当時の京阪バスは、冷房車の導入が急速に進み(1985年2月に冷房化完了)、ほかにも先進的な接客サービスが取り入れられていました。
その後、近い日に、今度は香里団地営業所に納入されたばかりの日野K-RC301でもこのアナウンスを聞きました。ただ、香里団地営業所管内では、RC301以前の古い車両について、当時このシステムは未採用だったようだし、交野営業所管内などではほとんど聞くことができませんでした。京滋地区ではどうだったのでしょうか?
しかし、翌年の1983(昭和58)年春~夏にかけて、交野営業所管内他でも「次止まります ご乗車ありがとうございました」のアナウンスが普通に聞けるようになりました。
そういえば、1982~84年ごろ、新しい運賃箱に取り替えられましたね(これが最近のPitapa導入までそのまま使い回しだった)。たぶん500円硬貨対応のためでしょう。枚方・高槻・香里団地営業所などが早く、交野営業所あたりは後だったように思います。