6000系6014Fの臨時急行天満橋行きです。
2007年4月撮影。
6000系6014号の前面スタイルは、他の6000系の先頭車とは異なり、7000系と同じ垂直スタイルとなっています。
6000系6014Fは、1989年春ごろ、7両編成で登場しました。
当時の編成は、
←京都方
6014-6114-6614-6514-6564-6164-6064
でしたが、京都方3両の
6014-6114-6614はVVVF制御方式長期試験車として導入されました(大阪方4両は従来と同じ界磁位相制御方式)。
当時、6014号の前面スタイルは、当然のことながら従来の6000系先頭車と同じ斜面スタイルでした。
このVVVF制御試験の結果は、同年秋の鴨東線開通に合わせて製造された新形式7000系に採用されました。
7000系は、6000系のスタイルをベースにしながら、運転室正面の姿は角張ったスタイルに変更、最終的に1993年まで7両編成×4本が製造されました。
特に1993年に第4編成7004Fが登場したとき、上記
6014Fの京都方3両6014-6114-6614が7004-7504-7104に改番され、7004Fの京都方に組み込まれました。
したがって、7000系7004号の先頭車は6000系と同じスタイルで、現在の6014号と並んで異端車となっています。
一方、6014Fのほうは、7000系に編入された京都方3両の分を補充するため、
新たに6014-6114-6614が7000系と同じ図面で作り直されました。
同時に、付随車6764号を組み込むことにより、8両編成
6014-6114-6614-6514-6764-6564-6164-6064
が組成されました。
なお、2代目の6014-6114-6614では、従来の6000系と同じ界磁位相制御方式を採用しています。
付け加えると、6000系の主電機力は1978年に2000系の代替新造として登場した2600系と同じTDK-8135Aで、1993年の2代目6014-6114-6614まで、15年間にわたってこの主電機力が採用されたことになります。