京阪グループのバス会社は、富士重ボディの車両を購入していたところが多い。
特に京都バスは、富士重ボディがほとんどだった。
旧・京阪宇治交通も、1979年より宇治営業所に富士重ボディ車両(シャーシは日産ディーゼル)を大量に導入(その後、田辺営業所にも配属)、現在も京阪宇治バスで富士重7Eがまだ活躍中だ。
一方、京阪バスでも1983年まで富士重ボディの車両を購入していた。
シャーシは日野・三菱。
1982年の一般路線用の日野K-RC301、三菱K-MP118Mの3Eを最後に、それ以降一部の例外を除いて富士重ボディの車両は採用されなくなった。
1983年の定期観光用の日野K-RC321P(C-3451)以来、1999年まで富士重ボディの購入なし。
1999年~2000年にかけて、中小型車の富士重を3台購入したにとどまる(S-5001、S-5002、W-5003)。
シャーシはいずれも日産ディーゼルで、S-5001、5002(形式 KC-RN210CSN)は小型車で山科営業所に配属、狭隘な道路を走る[17]号経路などで活躍。
W-5003(形式 KK-RM252GSN)は中型ワンステップで寝屋川に配属。
また、2006年に京阪宇治交通と京阪バスの合併で、田辺営業所に配属されていた富士重7E(
U-UA440LAN)が京阪宇治交通カラーのまま京阪バスに継承された。
しかし、2007年11月の京阪バスグループの組織再編により、それまで京阪バス田辺(現・京田辺)営業所が担当していた分のうち、山城大橋以東宇治田原、大久保方面の路線が京阪宇治バス担当に変わったことにより、富士重7Eのうちの大半が京阪宇治バス所属となる。
京阪バス在籍でわずかに残った富士重7Eは、引き続き田辺(→京田辺)営業所に配属、[31][67D](樟葉駅-新田辺)や[74][75](京阪八幡-新田辺)で活躍を続けるも、2009年1月からの大阪府の「12年規制」を控え、2008年秋までに京阪バスから富士重7Eが引退することとなった。
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