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2009年 05月 09日
僕は小・中学校の頃より、チャイコフスキー、ラフマニノフやプロコフィエフなど、ロシア作曲家のクラシック音楽が好きだ。
ラフマニノフの作品を初めて聴いたのは、小学校6年の時で、ピアノ協奏曲第2番と第3番だった。 特に第3番にははまってしまった。 その少しあとには、チャイコフスキーの交響曲第6番『悲愴』を聴いて、この曲にもはまるようになった。 あと、ムソルグスキーの『展覧会の絵』なども気に入った。 さて、ラフマニノフのピアノ協奏曲だが、中学2年になって初めて第4番があるということを知った。 FM放送で聴いてみると、これも大変気に入ってしまった。 ラフマニノフのピアノ協奏曲は、第2・3番が有名だ。 ラフマニノフの一番輝いていた時期の作品だけに、華やかで甘美なメロディが特徴で、人々に元気を与えるだけの迫力がある。 その魅力が買われて、近年映画のBGMにも使われるようになった。 反面、第1、4番についてはあまり知られておらず、残念ながら演奏される機会が少ない。 第1番はラフマニノフの初期の作品で、ロシア・北欧の先輩作曲家、チャイコフスキーやグリーグの影響が感じられる。 一方、第4番ト短調(作品40)はラフマニノフ後期の作品の一つで、ロシアからアメリカへ亡命する前後、1927年に完成した。 しかし、初演ではあまり評判が思わしくなかったため、2度にわたる大幅改訂が行われ、今日われわれが普通聴くことのできるのは、1938年改訂版だ。 第1~3番とはちがって、「前奏曲集」(作品32)や「音の絵」(作品33、39)など、ラフマニノフ後期の作品に特徴的な「渋さ」が第1・2楽章で目立ち、なおかつアメリカのジャズや後輩のプロコフィエフたちの影響もあるのか、特に第3楽章はラフマニノフの他の曲では見られない軽快さが特徴的だ(1927年原版の第3楽章は、改訂版では終わりにあたるところからさらにもう一山曲が続き、ラフマニノフらしさが十分だったのに、その部分がどういうわけかカットされてしまったのは残念だ)。 第1楽章は力強いオーケストラによる導入のあと、ピアノが華やかに鳴り響いて第1主題が始まる。 第1楽章全体的には、どちらかといえばオーケストラが幅をきかせているという印象だが、第2主題のピアノ独奏の部分は晩年のラフマニノフらしさがあって美しい。 その後の名作「パガニーニの主題による狂詩曲」(作品43)につながるものを感じる。 締めくくりは、ピアノと吹奏楽の伴奏で第1主題を美しく響かせる。 第2楽章の前半はピアノとオーケストラが交互に演奏。 後半に突然嵐の中の難破船のような荒々しい雰囲気となるも、すぐに静まり返り、コーダは「音の絵」(作品33)第3曲後半の引用で回想的なメロディで盛り上がって締めくくりとなる。 僕はこのコーダの部分が好きだ。 第3楽章は、ピアノが技巧的に活躍するも、ラフマニノフらしさが今ひとつはっきりしない。 アメリカのジャズなどの影響を受けたのか、どちらかといえば軽快だ。 むしろラヴェルやプロコフィエフのピアノ協奏曲を思わせる部分さえある(そこがまたユニークで面白いところだけど)。 結末部分も、第2・3協奏曲と比べると、もう一つパンチが効いていないような気がする。 ラフマニノフのピアノ協奏曲第4番があまり人気がないのは、ピアノが技巧的すぎるためだ、などと言われているようだ。 しかしそれ以外に、「ロシア人・ラフマニノフらしさ」がいまひとつだということも理由かもしれない(原版の第3楽章はむしろラフマニノフらしいように思うのだけど)。
by N-3899
| 2009-05-09 16:55
| 音楽
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