以前、京阪沿線と新幹線との短絡を目的に、新幹線シャトルバスが守口市駅~新大阪駅間に設定されたことがある。
2001年春から秋までの半年間で短命に終わったが(試験運行)、京阪バスと西日本JRバスとの共同運行、1日30往復以上と、かなり意欲的なものだった。
しかし、利用客が非常に少なかったようだ。
その理由として、運賃500円という割高感や、守口市駅という中途半端なところからの発着で新幹線シャトルバスの存在があまり認知されなかったこと、などが考えられる。
してみれば、京阪バスとしての新幹線シャトルバスは失敗に終わった。
しかし、近年の直Q京都号や[早バス]での実績ノウハウなどを生かして、新幹線シャトルバスに再挑戦する価値はあるだろう。
枚方・寝屋川市内発着で運賃500円程度にすれば(直Q京都号の枚方・交野市内~大阪市内間で500~700円)、それなりの需要が見込めるのではないか。
運行経路として、例えば、
枚方市駅南口~(国道1号線・170号線)~京阪香里園西口~寝屋川市駅(西口)~(府道13号線・国道1号線)~パナソニック前~地下鉄守口~(菅原城北大橋)~新大阪駅
とする。
運行本数は、最初は毎時1本として様子を見ればよいだろう。
京阪沿線から新幹線で東京方面へ向かう場合、京都駅から新幹線に乗るのがどちらかといえば一般的だが、座席確保のため始発列車の多い新大阪駅からの乗車を好む人も少なくないと思われる(帰りは京都・新大阪どちらで下車しても構わないが)。
もちろん、岡山・広島・九州方面へは新大阪からの乗車のほうが多いだろう。
他方で、パナソニック本社のある守口から東京方面へのビジネス利用も見込まれるので、守口市内にも停車する(守口シャトルについても、大日や地下鉄守口からの利用が可能だったら、もう少し利用客が増えたのかもしれない)。
運用車両は、関空リムジン用との兼用でよいだろう。
【守口】短命に終わった新幹線シャトルバス【新大阪】
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