今から12年前、2001年の3月~9月のわずか6ヶ月余りでしたが、
京阪守口市駅~新大阪駅間に新幹線シャトルバス(守口号)が運行されていました。
京阪沿線から新大阪駅への交通手段は、鉄道だと京橋~(JR環状線)~大阪~(JR京都線)~新大阪、または淀屋橋~(地下鉄御堂筋線)~新大阪であるが、いずれにせよ乗り換えが多いので、直行手段としての需要を見込んで守口市駅から新大阪へのシャトルバスが設定されました。
京阪バス・西日本ジェイアールバスとの共同運行で、
1日34往復(1時間あたり2本)と多めの本数が設定されました。運行経路は、国道479号線(大阪中央環状線)+府道14号線(朝夕のみ渋滞を避けて菅原城北大橋経由)ですが、もちろん「シャトルバス」なのでノンストップ。一般路線で見れば、[9A]号系統<守口~吹田>に似ていると言えます。所要時間は25~35分、運賃は片道500円。京阪バス便は門真営業所担当でした。
しかし、利用客は伸び悩んだようで、わずか6ヶ月あまりで運行が終了。せっかくあれだけの本数があったのに、半年であっさり撤退とは驚きました。伸び悩みの要因として、片道運賃が500円と割高感があったことや、守口という中途半端ともいえるところからの発着ということもあって新幹線シャトルバスの存在があまり認知されなかったこと(乗り換え回数で言えば淀屋橋経由と同じ)、などが挙げられるかと思います。
これが守口だけでなく寝屋川・枚方・樟葉まで乗り入れれば、京阪沿線からもう少し利用客が見込めたかもしれませんね。例えば、
樟葉駅~枚方市駅北口~(R1)~京阪守口市駅~新大阪駅
という経路とかで。運賃は鉄道利用と同じぐらいになるよう500~600円が良いでしょう(参考 直Q京都号の交野~なんば間500円、高速京田辺~なんば間600円。これに比べても、守口~新大阪間で500円はやはり高い)。JR学研都市線沿線からも新大阪へは、京橋・大阪(2回)、または東西線経由尼崎(1回)で乗り換える必要があるので、松井山手発着なども考えられそうだが、河内磐船・松井山手から京都駅まで直Q京都号があるので必要ないのかもしれませんね。