毎年3月にはJR各社のダイヤ改正が実施されます(ただし、JR東日本などでは12月ダイヤ改正が定例化している)。当たり前のことだが、3月号の時刻表には3月ダイヤ改正後の全ダイヤが掲載されます(新幹線や特急・急行などは2月号で黄色のページのところに前もって掲載)。
ところが、2006~07年3月のダイヤ改正のときには、その改正内容全体は3月号ではなく4月号に初めて載るということがありました。確かこのころ、寝台・夜行列車・急行列車の廃止が相次いで、「改悪」の印象が強かったです。「そのために遅い4月号に先送りしているのでは」、と勘ぐりたくなりますね。
これだと、早めに春休みの旅行計画を立てたい人にとっては不便で困りますね(もちろん、ダイヤ改正日までには時刻表4月号は発売されますが)。さすがに、これでは不満・クレームが多かったのか、2008年からは「3月のダイヤ改正」内容は3月号に載るようになりました。
今年は九州新幹線(鹿児島ルート)全線開通をはじめ、JR西日本近畿圏では大阪駅への快速電車増発と新快速電車12両編成化、北近畿地区特急への新型車両287系投入、という前向きの内容が盛りだくさんなので、自信をもって3月号に改正内容を発表することでしょうね。もっとも、大阪環状線・阪和線・大和路線で昼間の普通電車の本数が削減されるなどの問題点も指摘されていますが。