京都市内・大津方面。
京都方面へ行くとき、時々[12]三条京阪~京阪六地蔵系統(三条通・醍醐三宝院経由)に乗って寄り道することがありました。この[12]号経路は地下鉄東西線開業前の山科営業所管内のドル箱的系統で、本数は多かったです。また、三条通を経て大津方面へ向かう[46][47]号経路も結構見かけることができました。当時、三条通は併用軌道の京阪京津線などの影響で慢性的な渋滞が続くことも日常的で、バスも遅れがちだったものと思います。山科・醍醐地区から市バスが撤退し、三条通から山科区へ向かうバスが京阪バス[17][19]号経路の毎時各1本だけ、という寂しい現在の状況からは想像しづらいかもしれません。
このほか、面白い系統といえば、
[31]阪急東向日駅~小栗栖団地(久世橋・五条大宮・五条通経由)
[22]京阪淀~阪急桂駅(七条大宮経由)
[2]京都駅~奈良
[10]石山駅~京阪宇治駅
などがありました。
当時、京阪バスは向日市にも路線も有しており、向日町競輪場シャトルバスも運行していました。[31]号経路は山科営業所、[22]号経路は枚方営業所の管轄で、両者は東寺東門~七条大宮間で経路重複していました。さすがに京都市中心部・七条大宮付近において大阪ナンバーの京阪バスを見ると、やはり違和感ありそうですね。
[2]京都奈良線は、交野[18]号経路とともに奈良県に乗り入れる異色の系統で、1985年まで洛南営業所の管轄、以降1996年の廃止まで山科営業所が担当していました。JR奈良駅前で京阪バス[2]号経路を実際に目撃したこともありました。
[10]宇治川ライン線(大津営業所担当)も一度乗ってみたかったけど、残念ながら1993年に廃止されてしまいました(共同運行の京阪宇治交通[90]系統はもう少しあとまで残った)。
1990年当時、京阪宇治駅における京阪バス一般路線は、面白いことに枚方営業所の宇治淀線と、大津営業所の宇治川ライン線のみが発着、すなわち大阪ナンバーと滋賀ナンバーの京阪バスが乗り入れていました(京都ナンバーなし)。