一昔前の関西私鉄では当たり前だった
「方向板」。
「方向板」とは、種別と行先または運用区間を示した標識看板のことで(普通列車の場合は行先または運用区間のみを表示)、列車の前と後に掲げるものです。
ここ20~30年の間、方向板にかわって幕式の種別・行先表示機が一般的となり、さらに最近ではLEDディスプレイに代わろうとしています。
京阪・近鉄・南海では方向板列車は基本的に見られなくなりました(ただし、表示機故障の場合などは方向板が代用されます)。
阪急も京都・宝塚・神戸本線はその例外ではありません。
ところが、阪急の支線区(嵐山線、箕面線、伊丹線、今津線)では、まだ方向板を取り付けて運行する列車が健在です。
今年4月まで嵐山線で活躍していた2300系2309Fはその代表的なものとしてファンに有名でしょう。
なお、上の写真は2008年11月の伊丹線(塚口にて撮影)です。
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